個展

今日、20年ぶりに中学校の先生と再会しました。
きっかけを作ったのが、二ヶ月ほど前に妹が偶然先生に会った事でした。

先生は美術担当であり、軟式テニス部の顧問でありました。
私は、好きな教科が美術でテニス部だったので、凄く先生には世話になりました。

今思えば、中学の盛んな時期に先生の教えがあったおかげで、今の自分がある気がします。
卒業の時に、先生に色紙を貰いました。
「一球入魂」と書かれた色紙は、その後の私の人生を変えたのかもしれません。（大げさかな？）
仕事に対して、貪欲に打ち込む姿勢、責任感は、この言葉がなかったら、なかったと思う。

でも、先生に再会して、ひとつまた教えて貰いました。
「メリハリ」です。
先生は、今でも教師の仕事をしながら好きな絵を描いてます。
もともと絵を描くことが好きだった先生ですが、仕事や生活に追われ、しばらく描いてなかったそうです。
それが、３年前の春の院展で入選した事がきっかけで、もう一度絵を描こうと思ったそうです。
それから、部活も朝練だけ見て、午後の部活は、他の先生に見てもらい
美術室で絵を描いてるそうです。
仕事を割り切ることで、自分の時間を作る。好きな絵を続けられる。
私は思いました。勤務時間内に仕事が終わらず、誰にも縛られない時間で
だらだら仕事を片付ける。家に帰って、のんびり仕事する。
先生とは正反対の生活。
私も変えて行きたい。変えなきゃいけないんだ。
中途半端で終わってる色彩検定、夢だったインテリアコーディネーター。
自分で道を作らないとね。頑張ってみよう・・・。

話それましたが、先生の初の個展に行ってきたのですよ。
先生の絵は、墨で描いた風景画がほとんどです。
暗い絵と思われがちですが、先生曰く「描いてる時間が夕方だからね（笑）」と言ってました。
私は、暗いとは思わなかったです。モノクロでこんなに表現出来るのかと感動でした。
また機会があったら、観に行きたいです。もっとゆっくり観賞したかったなぁ。